古典を得意にする勉強法とは?

古典を得意にする勉強法とは?

古典は現代の日本語とは異なるため、見るだけで苦手意識を感じてしまう方や、どのように勉強したらよいのか分からないという方が多いのではないでしょうか。また、古文をフィーリングで読んでいませんか?「古典はテスト前しか勉強しない」というその場しのぎの勉強法では古典の力を身につけることができません。定期試験はどうにかしのげても、入試や模試など初見の文章だと全く手が付けられないという状況に陥ってしまいます。

古典は覚えることをきちんと覚え、正しい解き方を身につけることで確実に点数が取れるようになります。古典を得意にするための勉強法を用いて、出題される設問の内容を理解し、しっかり得点がとれるように取り組んでいきましょう。

古文常識を知る

現代とは少し違った常識が存在します。たとえば、春は1~3月、夏は4~6月、秋は7~9月、冬は10~12月とされています。現代とズレを感じる部分があるので、覚えていないと季節感がズレてしまいます。また、現代とは違い身分制度があったり、恋愛の形も現代とは異なるので、覚えておくようにしましょう。古文常識を知っているだけでぐんと文章が読みやすく、また理解しやすくなります。

単語を覚える

単語はしっかりと完璧に覚えましょう。英単語と比べても覚えるべき単語量は少ないため、取り組みやすいのではないのでしょうか。注意すべき点は現代で使われている言葉でもちがう意味の言葉が存在するという点です。混同してしまわないように注意しましょう。毎日コツコツ継続して単語数を増やしていくことが大切です。

文法を覚える

単語だけ覚えていても文法が理解できなくては正しく文章を読み取ることができません。まずは最も重要な助動詞から覚えていきましょう。古典「助動詞の活用」をマスターしよう!に、活用表とダウンロードして印刷できるPDFもありますので、学習の際にぜひ活用してください。

助動詞は接続・活用・意味をマスターしたら、助詞、動詞と他の項目も覚えていきましょう。暗記が苦手でどうしても覚えられないときは、語呂合わせやリズムをつけると覚えやすいです。「歌で覚える古典の助動詞」を参考に、自分が覚えやすいものがあればそれを毎日繰り返して覚えていきましょう。

問題演習する

読解用の問題集を解いてみましょう。まずは演習、問題を解いたら答え合わせをします。解説をしっかりと読み、文章の中で分からなかった単語や文法があれば改めて学習しなおしましょう。解説に記載されている現代語訳と自分で考えた現代語訳が合っているかチェックしましょう。ズレが生じている場合は、何が原因か考え正しい知識を身につけましょう。最後に文章を音読して身体に馴染ませていきましょう。これを繰り返していくことで古典に慣れることができます。

まとめ

古典は覚えるべきことを覚えてそれを正しく活用することができれば点数が伸びる教科です。文法・読解の演習をバランスよく行い、古典を読む力、理解する力を身につけていきましょう。当塾では、「コンセプト」に記載されている考えのもと、完全1対1の個別指導でひとりひとりに合わせた柔軟な授業を行ってまいります。また、オンラインでも受講可能です。オンラインでは通塾の必要もなく、勉強し慣れた環境でより集中して古典の学習に取り組むことができます。古典を得意にする勉強法を用いてコツコツ古典の学習を続けていきましょう。