コンセプト

古典専門塾「かきつばた」は古典を苦手にされている方、古典の成績をもっと上げたい方に向けた古典の専門塾です。古文をフィーリングで読んでいませんか?「同じ日本語だから読めるはず」、「日本人だからわかるはず」とか、「昔も今も考えることは一緒」etc…、古文が苦手な生徒ほどこうした勘違いをしています。

古文を読むためには大きく分けて以下の力が必要になります。

語彙力(単語・熟語・成句)
文法力
読解技術
古典常識

以上の力をバランスよくつけることなしに古文を読むことはできません。

例えば、「フィーリングで古文を読む」典型として、助動詞を中心とした文法の学習を放棄するパターンがあります。試みに『竹取物語』の冒頭部の助詞・助動詞を伏せてみましょう。

今●昔、竹取●翁●いふ者有り●●。野山●まじり●、竹●取り●●、よろづ●こと●使ひ●●。名●●讃岐造●●●言ひ●●。その竹●中●、もと光る竹●●一筋あり●●。あやしがり●寄り●見る●、筒中光り●●。それ●見れ●、三寸ばかり●●人、いと美しう●居●●。翁言ふやう、『われ朝ごと夕ごと●見る竹中●おはする●●知り●。子●なり給ふ●●人●●●』●●、手●うち入れ●家●持ち●来●。妻●嫗●預け●養は●。美しきことかぎりなし。いと幼けれ●籠に入れ●養ふ。

これだけ真っ黒になった文章を正しく理解することは絶対にできませんが、文法を学習しないで古文を読むというのはこういう無理を押し通そうとすることなのです。

古文を苦手にする方、それなりに読めているはずなのに志望校に合格するラインには今一歩届かない方には必ず複数の原因があります。その原因をひとつひとつ突き止めてそれぞれに解決をすること以外に古文が読めるようになり、成績が上がる様になる方法はありません。古典専門塾「かきつばた」は個別指導の利点を最大限に活かし、生徒一人一人の苦手の原因を発見・解決いたします。

主な対象は古典を始めたばかりの中学生、高校生から大学受験生ですが、古典が苦手なまま国文科・日本文学科に進学してしまい大学の授業についていけなくなってしまった大学生、近現代文学を専攻していたけれど教員採用試験の為に古典を勉強しなければならない方、生涯学習として、あるいは通信制大学で古典に取り組もうとしている社会人まで、古典を学ぼうとしている方ならばどなたにも受講いただけます。

古典専門塾が考える古文学習の落とし穴

 

代表プロフィール

岡部 大輔(オカベ ダイスケ)

早稲田大学在学中より有名予備校での英語・古文の指導に当たる。
緻密な論理と解りやすい解説で好評を博しており、「確実に得点につながる」授業に生徒の信頼も篤い。

開講講座:ワンポイント講座

各単元において必要な内容をパート別に分け、各パート2回完結の授業としてご用意しました。定期試験の範囲の対策に、受験生の苦手範囲の克服に、とニーズに合わせた受講が可能です。