漢文が読めるようになるために必ずするべき6つのこと

漢文は中国語で書かれた漢字の文章です。文章を見るだけで苦手意識を感じてしまうことや、どこから勉強を始めたら良いのか分からないといったケースは多いのではないでしょうか。漢文は意外と覚えることも少なく、基本的なことを覚えてしまえばかなり読みやすくなります。

書き下し文をマスターする

漢文は中国語で書かれた文章です。そのため、日本語として読みやすくするために、漢文を書き下し文にする必要があります。順序を守って書き下し文にしていきましょう。注意すべきポイントは返り点です。返り点を間違えずに書き下し文にすることができるようになることが、漢文を理解できるようになるための第一歩となります。最初は焦らずに時間がかかっても良いので、正しい順序で書き下し文が書ける・読めるようになりましょう。

音読をする

漢文をすらすら読めるようになるまで音読していきましょう。読まない漢字があるので、それを意識しながら読んでいく必要があります。文章を読むことができなければ、覚えることができません。すらすらと読めるようになれば、書き下し文を書くための良い練習にもなりますので、何回も繰り返し音読してみましょう。音読がすらすらできるようになる頃には、文章を読んだときの内容理解度がぐっと高まっているはずです。

漢文の句法を覚える

漢文の句法を覚えましょう。例えば、再読文字(『未』いまだ~ず、など)、否定(『不・弗』ず)など、覚えるべき句法がありますが、暗記しなければならない句法はそこまで多くはありません。句法をきちんと理解した上で暗記しておきましょう。

単語を覚える

覚えなくてはならない漢文の単語数は100~150語程度と多くはありませんので、必ず暗記しましょう。単語は、単語カードなどを使って覚えていくことをおすすめします。漢文単語→現代語だけでなく、現代語→漢文単語とどちらもできるようになっておく必要があります。文章がすらすら読めるようになり、句法と単語を覚えた頃には苦手意識はなくなっているのではないでしょうか。単語は一気に覚えるのではなく、コツコツと覚えていくと記憶がしっかりと定着していきます。

主語を意識する

漢文は、筆者がとあるエピソードを述べているという文章が多いです。筆者が述べている文章なのか、それともエピソードなのかを意識して文章を読むようにしましょう。主語をしっかりと理解しておくとぐんと文章が読みやすくなります。

現代語訳を読む

漢文は漢文独特の文章のため、漢文のまま読んでも内容が理解できないこともあるかと思います。そのような時は、現代語訳を読んでみましょう。現代語訳で理解できたら再度漢文を読みます。いろいろな漢文を読んでいくとだんだんと慣れることができるので、最初は完璧に理解できなくても焦ることはありません。演習を重ねていくうちに徐々に読めるようになりますから、色々な漢文に触れていきましょう。

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まとめ

漢文は覚えるべきことを理解してしまえば、すらすらと読むことができるようになります。漢文をマスターできるようにコツコツと演習を重ねていきましょう。